2020年02月26日21:24
【報告レポ】満員御礼!『シマ・バラエティ落語と漫画で考えよう~島の男女共同参画~』
うがみんしょーらん!
もう2月も後半。
少しずつ春に近づいているような今日この頃ですね。
さて、先月になりますが、奄美市男女共同参画事業の交流会イベント
『シマ・バラエティ 落語と漫画で考えよう~島の共同参画~』
が、大盛況ののちに終了いたしました!!
当日のイベントレポートをお届けします。
会場は、奄美市役所5F会議室にて開催。
今回のテーマは、
『子供たちとの関わりの場における男女共同参画の視点』。
落語と漫画というツールを使い、「男女共同参画」という少し難しいテーマを楽しく考えてみよう、という目的で行われました。
奄美市PTA連絡協議会、民生委員児童委員、婦人会、専門学校生など、子どたちと関わる機会の多い、年齢・性別・職業(所属)もさまざまな参加者40名ほどが集まりました。
まず、奄美市から男女共同参画交流会事業の説明、次に、男女共同参画の活動を行っている団体「あまみ会議」の重信千代乃会長より、あいさつ・活動紹介ののちに、待ちに待った落語がスタート!

落語を披露してくださったのは、奄美市の職員である 「きのう ゆうじ」さん。
はじめに、自己紹介~奄美市役所のネタなども織り交ぜながら、自然な流れで本題へ。
「家庭」「PTA活動」などにおける役割分担をテーマにした落語『PTA会長への道』がはじまると、会場中が引き込まれました。



■「PTA会長への道」ストーリー■
家事の手伝いをしたくないばかりに妻に言ったひとことが、まさか自分に降りかかってくるとは・・・
夫の慌てふためく様子や、夫に投げかけられたひとこと「参画(△)するのに資格(□)はいりません。みんなでやれば丸く(◯)おさまります」というオチに、会場中が笑いに包まれました!
今回のイベントでは、
男女共同参画に関する啓発イベントやワークショップで全国的に活動を行っている、オフィスピュア(鹿児島県)の高崎恵さんをコーディネーターとしてお迎えしました。

わかりやすく説得力のある語り口で定評のある高崎さんの視点で、落語を聴いた感想や問題点の整理などについて、お話していただきました。
奄美市男女共同参画インスタグラムに公開している、”島あるある漫画”。
よくありがちな、「これっておかしいよね?」という問題点を、わかりやすく親しみやすく、漫画を通して発信しています。
イベントのテーマに沿った、島あるある漫画をスライドを使って解説。
SNSで発信することのメリットなども紹介しました。

イベント用に作成した特別編集版マンガ集も参加者に配布しました。

★Instagramで漫画を公開中!
・無意識に女の子だけにお手伝いをお願いしている?「家庭編」
・妻の家事負担は・・・6割超!名もなき家事「家庭編」
・男の子は青色、女の子は赤色、と男らしさ女らしさの刷り込みをしている?「学校編」
参加者が4つのグループに分かれ、家庭の場、教育現場、PTA活動、地域での問題点について考え、現状の共有や解決策について話し合うグループ討議の時間です。

①落語、漫画、講話を受けて、自分たちの身の回りの問題について付箋に記入

②各自、付箋の内容を発表しながら、場面ごとのカテゴリーに分けて問題を整理

③問題に対する取り組み方などを協議し、模造紙にまとめる

④グループの代表者が発表

という流れです。まずは、
・学校や地域などで、性別によって役割分担が慣習的に決まっていること(PTA会長は男性、地域行事で食事の準備は女性の仕事など)
・子どもがおもちゃや色などを選ぶときに、「こっちにしなさい」と親の立場から「男らしさ女らしさ」を決めつけてしまっている?
・男がスイーツ好き、お花が好き、なのはおかしい?
・保育士って女性の仕事?
など、それぞれが思ったことや体験したエピソードなどをふせんに書き出していきます。

専門学校の学生さんも積極的に意見を出していました。

各グループのまとめの発表。
参加者の皆さんそれぞれに、いろいろと気づいたこと、考えさせられることがあったようです。

各グループの発表のあと、最後に高崎さんのまとめの講話。
個人の能力や個性の多様性を認め、互いに支えあう社会を作るため、実現に向けて一人一人が行動することが大事、とお話していただきました。
家事や育児はヘルプではなくシェアする、という言葉が印象的でした。

「シマ・バラエティ」のバラエティとは、「お笑い」という意味が一般的ですが、「多様性」という意味でもあります。
多様性を認めあうことでより暮らしやすい環境にしていけたらいいですね。
■参加者アンケートより、参加者の気づき■
今回のイベントは、明確な解決策や正解を出すことは目的ではありませんが、気づきや問題点の共有をすることで、今後の子どもたちとの関わりの場において、参加者の皆さんそれぞれに、何か役立つヒントのようなものがあったのではないかと思います。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!
もう2月も後半。
少しずつ春に近づいているような今日この頃ですね。
さて、先月になりますが、奄美市男女共同参画事業の交流会イベント
『シマ・バラエティ 落語と漫画で考えよう~島の共同参画~』
が、大盛況ののちに終了いたしました!!
当日のイベントレポートをお届けします。
『子供たちとの関わりの場における男女共同参画の視点』
会場は、奄美市役所5F会議室にて開催。
今回のテーマは、
『子供たちとの関わりの場における男女共同参画の視点』。
落語と漫画というツールを使い、「男女共同参画」という少し難しいテーマを楽しく考えてみよう、という目的で行われました。
奄美市PTA連絡協議会、民生委員児童委員、婦人会、専門学校生など、子どたちと関わる機会の多い、年齢・性別・職業(所属)もさまざまな参加者40名ほどが集まりました。
まず、奄美市から男女共同参画交流会事業の説明、次に、男女共同参画の活動を行っている団体「あまみ会議」の重信千代乃会長より、あいさつ・活動紹介ののちに、待ちに待った落語がスタート!
お題『PTA会長への道』

落語を披露してくださったのは、奄美市の職員である 「きのう ゆうじ」さん。
はじめに、自己紹介~奄美市役所のネタなども織り交ぜながら、自然な流れで本題へ。
「家庭」「PTA活動」などにおける役割分担をテーマにした落語『PTA会長への道』がはじまると、会場中が引き込まれました。
■「PTA会長への道」ストーリー■
家事を手伝わない夫(38歳)。
妻(35歳)が手伝ってくれとお願いするも、「昔から男(働く)と女(家事をする)で役割が決まっている」
と屁理屈をこね、のらりくらりと逃げる夫。
「せめてPTAの集まりには出席して!!」と妻に怒られ、しぶしぶ出席することに。
いざ、参加してみると、男性は自分だけ。
「昔からPTA会長は男性がやるものなんです」と言われ、多数決でPTA会長になってしまう・・・
妻(35歳)が手伝ってくれとお願いするも、「昔から男(働く)と女(家事をする)で役割が決まっている」
と屁理屈をこね、のらりくらりと逃げる夫。
「せめてPTAの集まりには出席して!!」と妻に怒られ、しぶしぶ出席することに。
いざ、参加してみると、男性は自分だけ。
「昔からPTA会長は男性がやるものなんです」と言われ、多数決でPTA会長になってしまう・・・
家事の手伝いをしたくないばかりに妻に言ったひとことが、まさか自分に降りかかってくるとは・・・
夫の慌てふためく様子や、夫に投げかけられたひとこと「参画(△)するのに資格(□)はいりません。みんなでやれば丸く(◯)おさまります」というオチに、会場中が笑いに包まれました!
今回のイベントでは、
男女共同参画に関する啓発イベントやワークショップで全国的に活動を行っている、オフィスピュア(鹿児島県)の高崎恵さんをコーディネーターとしてお迎えしました。

わかりやすく説得力のある語り口で定評のある高崎さんの視点で、落語を聴いた感想や問題点の整理などについて、お話していただきました。
島のマンガ家たちによる”島あるある漫画”
奄美市男女共同参画インスタグラムに公開している、”島あるある漫画”。
よくありがちな、「これっておかしいよね?」という問題点を、わかりやすく親しみやすく、漫画を通して発信しています。
イベントのテーマに沿った、島あるある漫画をスライドを使って解説。
SNSで発信することのメリットなども紹介しました。

イベント用に作成した特別編集版マンガ集も参加者に配布しました。

★Instagramで漫画を公開中!
・無意識に女の子だけにお手伝いをお願いしている?「家庭編」
・妻の家事負担は・・・6割超!名もなき家事「家庭編」
・男の子は青色、女の子は赤色、と男らしさ女らしさの刷り込みをしている?「学校編」
グループトークで課題解決策を探る
参加者が4つのグループに分かれ、家庭の場、教育現場、PTA活動、地域での問題点について考え、現状の共有や解決策について話し合うグループ討議の時間です。

①落語、漫画、講話を受けて、自分たちの身の回りの問題について付箋に記入
②各自、付箋の内容を発表しながら、場面ごとのカテゴリーに分けて問題を整理

③問題に対する取り組み方などを協議し、模造紙にまとめる

④グループの代表者が発表

という流れです。まずは、
・学校や地域などで、性別によって役割分担が慣習的に決まっていること(PTA会長は男性、地域行事で食事の準備は女性の仕事など)
・子どもがおもちゃや色などを選ぶときに、「こっちにしなさい」と親の立場から「男らしさ女らしさ」を決めつけてしまっている?
・男がスイーツ好き、お花が好き、なのはおかしい?
・保育士って女性の仕事?
など、それぞれが思ったことや体験したエピソードなどをふせんに書き出していきます。

専門学校の学生さんも積極的に意見を出していました。

各グループのまとめの発表。
参加者の皆さんそれぞれに、いろいろと気づいたこと、考えさせられることがあったようです。

家事・育児は「ヘルプではなくシェア」
各グループの発表のあと、最後に高崎さんのまとめの講話。
個人の能力や個性の多様性を認め、互いに支えあう社会を作るため、実現に向けて一人一人が行動することが大事、とお話していただきました。
家事や育児はヘルプではなくシェアする、という言葉が印象的でした。

「シマ・バラエティ」のバラエティとは、「お笑い」という意味が一般的ですが、「多様性」という意味でもあります。
多様性を認めあうことでより暮らしやすい環境にしていけたらいいですね。
■参加者アンケートより、参加者の気づき■
「当たり前を疑う、見直す」
「家事や育児はヘルプではなくシェアする」「分かち合う」
「男女による役割分担ではなく、自分ができることをする」
「相手の意見を尊重し、感謝・ありがとう、を忘れない」
「家事や育児はヘルプではなくシェアする」「分かち合う」
「男女による役割分担ではなく、自分ができることをする」
「相手の意見を尊重し、感謝・ありがとう、を忘れない」
今回のイベントは、明確な解決策や正解を出すことは目的ではありませんが、気づきや問題点の共有をすることで、今後の子どもたちとの関わりの場において、参加者の皆さんそれぞれに、何か役立つヒントのようなものがあったのではないかと思います。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!